診療案内

禁煙外来

喫煙は、喫煙病:ニコチン依存症+喫煙関連疾患という全身疾患です。 ニコチン依存症の治療は、とにもかくにも禁煙です。しかし、タバコに対する心理的依存(習慣)、イライラなどの離脱症状を起こすニコチン依存は、自力ではなかなか克服できるものではありません。喫煙を続けると、喫煙関連疾患(*下記参照)のリスクが高まります。
医療の分野では、禁煙することで死亡リスクが減少することが明らかになっています。禁煙を考えておられる方はご相談ください。禁煙治療は、保険診療扱いです(**下記参照:ただし、適応に合致した場合のみです)。禁煙の成否はあくまでも個人の意思によるものです。治療プログラムに従った治療は絶対的なものではありません。個人の禁煙の意思にもとづいて治療者側が援助するというものです。
喫煙関連疾患
呼吸器疾患: 慢性閉塞性肺疾患;COPD、肺がんなど。
循環器疾患: 虚血性心疾患;狭心症、心筋梗塞、脳血管障害;脳梗塞、くも膜下出血、バージャー病、閉塞性動脈硬化症など。
各種がん: 肺がん(72%)はもとより、喉頭がん(96%)や咽頭・口腔がん(61%)、食道がん(48%)への影響は大きく、膀胱(31%)や膵臓(28%)、肝臓(28%)、胃(25%)など。()内の%は各がん死亡における喫煙の寄与危険度です。
消化器疾患: 胃潰瘍、クローン病など。
皮膚疾患: 乾癬、掌蹠膿疱症など。
眼疾患: 白内障、黄斑変性症など。
整形外科関連疾患: 骨粗鬆症、椎間板ヘルニア、腰痛、肩こりなど。
歯科関連疾患: 歯周病
メタボリック・シンドローム
その他: 不妊など。
**保険診療の適応は以下の4つに該当する方です。(詳しくは当クリニック主治医にお尋ねください)
  1. TDS(ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト)5点以上
  2. ブリンクマン指数(喫煙本数/日×喫煙年数) 200以上
  3. 直ちに禁煙することを希望し禁煙治療を受けることを文書により同意
  4. 初めて禁煙治療を受ける、もしくは前回の禁煙治療から1年経過
これから禁煙しようと思っておられる方、今まで禁煙したくてもできなかった方、お気軽にご相談下さい。

>>呼吸機能検査(スパイロメトリー)のご案内

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